今まで買った紙ジャケの中で最もユニオン特典が強力だったのが
今回のジェファーソン・エアプレインでした。
・ボックス
・復刻帯8枚(当時出たの全部)
・ヒッピーの主張 デフジャケ
という3点セット
デフジャケは中の方までしっかり復刻。
しかし日本語ライナー本文までは復刻できなかった模様。
左下の空欄部分にライナーがあるはずでした。
ライナーは『アメリカのヒッピー族とサイケデリック文化』というタイトルで
エアプレイン自体やこのアルバムについては触れていないらしいです。
CDは2003年からの一連のリイシューを元に作られています。
音はリマスターでタイトルによってはボーナストラック付き。
音質は2001年に出たベスト盤と比べてあまり向上しているとは思えなかったです。
タイトルによっては「?」の音質だったりします。
紙ジャケは『Bark』紙袋と『Long John Silver』組立式葉巻ケースの特殊ジャケ再現。
その他のタイトルも内袋やポスターを再現するなどこだわりの作りです。
ただし「監修:ストレンジ・デイズ」にはがっかりしました。
ブックレットの内容が酷すぎます。
リマスターなどのクレジットがないし、歌詞の日本語対訳がない。
連動で特集された『ストレンジ・デイズ』もがっかりです。
ボーナストラックに関してやミックス違いなどに言及するなど工夫が欲しかった。
『レコード・コレクターズ』ならやってくれたんでしょうけどね。
BMGファンハウスの紙ジャケの外袋はラップがしてあるだけなので
一度破くと元に戻せないんですよね。
これでは『Bark』と『Long John Silver』は困りますよ~。
他社の様にシール付きの外袋を使用して欲しいです。
というか「エアプレイ」ではシール付きの外袋を使用していたのに何故?
ユニオン特典は5つ星
☆☆☆☆☆
紙ジャケは3つ星
☆☆☆
内容は『Volunteers』まではかなり良いですね。
1stの『Takes Off』が1番良かったかな。
今までベスト盤で聴いていて、いまいちだった曲が
アルバムでは魔法がかかったかの様に輝いていました。
ベスト盤の功罪がよく言われますが、今回は罪の部分を見たように思います。
オリジナル・アルバムで聴く必要性がわかりました。
そういう意味でも私にとって紙ジャケ化は良い機会になりました。